ぱふぱふめろんぱんの のんびり生活 〜人生の後半は がんばらない!〜

50代、あくせく過ごしてきたけど卵巣がんになったら、これからの人生ゆったり生きたくなった!闘病と再発の不安とともに、美味しいものを食べてお花や大好きな雑貨との何気ない日々をつづっています❣️

ロンドンからの帰国そして卵巣癌

2020年6月、急に本帰国が決まってしまった。驚いている暇もなく帰国準備開始。せっかく買った電化製品は日本では使えないので、まだ居るお友達に使ってもらえるように依頼、帰国後の住居の手配、フラットや銀行の解約手続き、引越し荷物のパッキング…そろそろお店が再開し始め動き出したロンドンに後ろ髪を惹かれつつ帰国。

この頃、私たちと同じように急に帰国が決まり慌てているご家族は多かった。私たちが住んでいたフラットでも知っている限り同じ時期に4家族帰国。ほとんどがコロナの影響だと思う。それぞれ会社によってサポートも違うし帰国後の状況も違う中、日本人同士情報交換しながら励まし合い、あっという間にそれぞれロンドンを後にした。

ヒースロー空港はガランとしていてお店も閉まっていたし少し寂しかったけど、逆に密にならず安心だった。羽田空港もコロナの検査も含めてスムーズに入国できた。いつもは30分くらい待つ預け荷物のレーンも、検査が終わって取りに行った時にはすでに係の人が1人分ずつカートに乗せていてくれた。メモまで付けてくれていてさすが日本!ほっこりした。有難うございます。


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会社の手配のおかげで空港から自宅までハイヤーを使わせてもらった。広くてゴージャスな車で帰宅できて幸せ!!こんなことがない限り、大荷物を持ってバスと電車で帰っていたところだろう。しかも雨だったし。有難い。

そんなこんなで、急遽帰国し、東京で2週間の自宅待機をしながらロンドンからの航空便を待つ。段ボール3個分しか乗せられないなんてホント少なすぎる。最小限の洋服と備品と布団をギュッと詰めて。後の荷物は3ヶ月後の船便待ち。テレビや冷蔵庫はすぐに購入したけど後で届く予定の家具や食器などは重なるので買えない。外食しに行けないし段ボールのテーブルで夫と顔を突き合わせてお弁当食べて、お出掛けしてはいけないので、フローリングに直に座ってテレビ観たり寝転んだり。腰が痛くて本当に困ったわ🤣これもいい思い出。だけど、陰性だったのだから2週間もの自宅待機必要だったのかなあ?

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自宅待機も終わり1ヶ月ほど経った頃、私の体調に変化が…お腹が痛い。

実は、ロンドンにいる頃、ちょうどロックダウンが始まる少し前から右の鼠蹊部がシクシク痛かった。イギリスにいる間にゴルフ上達するぞ!と目標にしていた私は張り切ってたんだけど、ロックダウンに突入したら当分の間できなくなっちゃう!と言って結構いつもより詰めてラウンドしてたから、きっと下手なスイングで痛めたのだろうと湿布を貼っていたの。でもなかなか治らない。そのうちやっぱりロックダウンに突入してゴルフも全くできなくなったから無理してないのに良くならない??でも今は感染が怖くて病院には行きたくないと思って、気にはしていたけどずっとほったらかして約半年、そのまま帰国。

はじめはその鼠蹊部の痛みがきつくなったので、もしかしたら鼠蹊ヘルニアか?調べると新宿に専門のお医者さんがあるようなので、近いうちに行ってみようと思っていたら、次の日はもっと上の部分が痛い気がする、胃も痛い気がする。。。もしかしたら盲腸?わあ手術か?嫌だなあ。。。なんて考えていたらお腹全体がとにかく痛い!!お腹もぽっこり膨らんでる。時々おさまるけど陣痛のようにきつい痛みがやってくる。何科の病院に行けばいいかわからず、とにかくお腹の痛みがある時って書いてあった消化器内科に行った。そしたら先生が婦人科の可能性があるのですぐに他の病院へとCTが撮れる病院を紹介してくれた。お腹痛かったけどすぐに行ってCT撮ってもらったら、今度はMRIをすぐ撮ったほうがいいとまた他の大きな病院を紹介された。ひとりでお腹が痛いし暑いしタクシー来ないし…泣きたくなってきた。

お昼を過ぎていたけど検査してくれて、週に一度しか来ない若い先生が病状を説明してくれた。卵巣に腫瘍ができている。お腹の痛みは膜が破れているせいかもしれない。お腹の膨らみは復水。卵巣の腫瘍は、良性か悪性か境界悪性という中間のもあるらしいが、どれかは手術をしてみなければ判断できないそうだ。ただ写真を見る限り悪性の可能性はあるし、腫瘍マーカーも上がってるのですぐに手術をしたほうがいいとのこと。次回、部長先生に診察してもらって今後の治療を相談してくださいと言われて、その日は帰宅した。そんなぁ。。。毎年ちゃんと検診してたのに。

まさかの展開だったので、やはり気が動転してネットでいろいろ検索してしまう。ミスデレクションなのか悪い情報ばかり目に入る。卵巣癌は沈黙の癌と言われ自覚症状がなく気づいた時にはステージ3〜4にまで進んでいることが多い。急激に増殖するタイプの場合、大量の復水を伴って腹膜内の癌が広まってしまう。などなど。私は半年も前から鼠蹊部が痛かった。今回の急激な腹痛は破裂して復水が溜まっている。と言うことは、すでに少なくとも腹膜内に癌が転移しているのでは??しかも鼠蹊部にはリンパがあるしリンパに転移しているとしたら他の臓器にも??💦勝手に最悪の状態を想像して気持ちがいっぱいいっぱいになってしまう。あともう少し元気で生きたかったなあ。。。親より先に死ぬなんて親不孝してしまったなあ。。。ロンドン生活は最後のご褒美だったのか?なんて。。。

夫や息子にこの状態で話してしまったもんだから、息子はもう死ぬんだと諦めたのか、最後に家族旅行をしよう!どこに行きたいか考えておいて。と言っていた☺️とっておきのお守りに祈願もしてくれた。夫は泣きながらもお金がいくらかかっても治すから!!と息子達の前で宣言してくれていた。息子達も嬉しかったと思う。夫はすぐにでも仕事を辞めて私に付きっきりになる剣幕だったので、ちょっと落ち着いてもらった。まだ可能性の話をしただけでまだわからないからと。だって生活が困る😓

数日後、部長先生の診察を受けるととにかく手術をしなければわからない。手術中に検査して悪性なら全摘8時間の手術になる、良性なら腫瘍のみの摘出2時間程度の手術、とにかく再度破裂しないように安静にして手術に備えるようにとのこと。隣で聞いていた夫があまりにも深刻だったので先生がきょとんとされていた☺️あの温度差は忘れられない。先生の見立てではそれほど深刻ではなかったのだろう。とても良い先生で、素人の質問にも夫の的外れなくらいの大袈裟な質問にも答えてくださり、安心してこの先生に手術してもらおうと思った。

あまりにもいろんなことがあって書ききれないので少しづつ記録していきたい。とりあえず

急なロンドン生活の終了にがっかりしたけど無事帰国

帰国したと思ったら癌の発覚 でも日本に帰ってきててラッキーだった

家族の有り難さ

これを読んでくれた皆さんへ、子宮癌検診の時、子宮頸部の細胞をとる検査だけでなく、内診して超音波検査を受けて卵巣の状態も診てもらって欲しい!!

 

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