ぱふぱふめろんぱんの のんびり生活 〜人生の後半は がんばらない!〜

50代、あくせく過ごしてきたけど卵巣がんになったら、これからの人生ゆったり生きたくなった!闘病と再発の不安とともに、美味しいものを食べてお花や大好きな雑貨との何気ない日々をつづっています❣️

卵巣癌〜私の場合

私は有難いことに健康な方だと思う。朝しんどくて起きれないこともないし、朝からカレーだって焼肉だって食べれる(食べないけど)。頭痛持ちでもないし夜も眠れる。休みなく仕事をすることもそれほど苦ではなかったし適度な運動も心がけている。ちゃんと健康診断も毎年欠かさず受けている。特に乳癌を気にしていた。母と従姉妹が乳癌を患ったから。

 

でも、卵巣癌だった😓なんか的外れな検査をしてきたのかなぁ??今になって調べてみると、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)という、遺伝子の病的な変異によって乳がん卵巣がんを高いリスクで発症する遺伝子腫瘍があるそうだ。私の場合はどうなんだろう?

気になっていたら、先生からも手術前に今後の治療では遺伝性の場合も考えなければならない、とおっしゃっていた。でも手術後には遺伝子検査は自費診療なのでそれほどの高額を使って検査する必要は、あなたの場合はないのでは?と言われた。手術をしてみたら若い頃に発症していた子宮内膜症卵巣嚢腫が原因?であろうと。そっかぁ…😞念のため調べてみたい気はしていたけど、子宮も卵巣も取ってしまった今となっては、たとえ乳癌のリスクが高いと検査で分かったとしてもアンジェリーナ・ジョリーのように予防のために乳房切除をする気はない。これからも検査を怠らず、もしもの時のため早期発見を心がけるしかないなぁと思ったので遺伝子検査はやめた☺️

20代で子供を二人産んだ後30代中頃から生理痛がひどくなった。仕事にも支障があったので低容量ピルを服用し始めた。ピルを飲むと太ったり体調を崩す人もいるようだけど、私は副作用はほとんどなく痛みからも大量の出血からも逃れることができて使ってよかったと思ってた。でも卵巣癌になって、この10数年飲み続けたピルのせいなのか?楽になるために安易にピルを使ったことが間違いだったのでは?と気になった。これも先生に質問したところ、そうではないと言ってくださった。確かに低容量ピルには血栓やむくみなど副作用はあるけど、癌の原因ではないし卵巣嚢腫には適切な治療だということらしい。ん。。。まっいっか!!遺伝、低容量ピル、卵巣嚢腫子宮内膜症。。。どれも仕方がないことっだった。その時々ちゃんと治療してきたし。強いて言えば卵巣嚢腫があったんだから、年をとってホルモンは活発でないだろうからといって安心せず、検査しておくべきだったかな!!多分卵巣内に残っていた嚢腫が悪性化したんだろうね。手術前に先生は、もしかすると腸に癒着している場合も考えられ、その時は腸の一部も切除する可能性もあると言われたが、結局癌部分はコロリと取れ癒着はなかったとのこと。

手術で子宮全摘、両卵巣切除、大網切除、リンパ節の郭清を行った。7時間くらいの手術だったみたい。眠っていたからわからないけど、手術室からICUに移る時は目覚めていて、ずっと待っていてくれた夫の声は聞こえた。ICUで一晩過ごしたけど長かったなぁ。。。1時間おきに血圧や熱を計りにきてくれる。その度にうとうとし始めたのに起こされる。何本もの管や点滴で繋がれて身動きができないのが辛くって、眠って早くやり過ごしたいのに眠れない。閉所恐怖症というか動けないことがパニックになる私にとっては、ほんとに辛くて長い夜だったなぁ。背中から入れてる強力な痛み止めのおかげで、この時痛みはほとんどなかった。朝になって軽く体を拭いてもらいパジャマに着替えさせてもらった。そして何より冷たい氷水を含ませてもらったのは嬉しかったぁ☺️飲んでいいよ!と言われ、いいのぉ〜❣️?ゴクン。本当に看護師さんのお仕事って大変なのにみんな優しい😭私には絶対できない!尊敬する。そしてお昼前にそのままベットでゴロゴロと一般病棟に移った。

手術後っていろいろ気を使うから個室を希望していたんだけど、コロナで病室を空けておかなければならないようで数がなく、2人部屋だった。大部屋より広いからよかったけどやはりお隣さんには気を使う。気さくで良い人だったから良かったけど😁一般病等に戻るとすぐに歩行をすすめられる。すごいよね〜こんなにグッサリ切って間もないのに、もう歩いて良いの??って感じ。でも癒着しない為にも早く動いた方がいいらしい。その為に痛み止めもまだ入ってる。私も一刻も早く自分でトイレに行きたいから歩きたかったんだけど、血圧が40まで下がってしまってフラフラして歩けなっかった。1日目は断念!2日目何とか体をくの字に曲げ点滴の棒を支えに歩いた!このまま徐々に落ち着くのかと思っていたら、3日目背中からの痛み止めが終わった。チューブが抜かれて良かったと思っていたらとんでもない!2時間ほど経ったら薬が切れて痛いっ!!なんとも表現できない痛さ😭痛み止めの点滴を何種類か代わりばんこにうってくれるけどおさまらず、このままあと1日でも続いたらもう我慢できない!!と思った。痛みの具合を1〜10で伝えるように言われていたけど、この時はMAXです!120です!と叫んでた。一晩悶えたけどほんの少しおさまってきた。でもまだ痛い。それに加えて痛み止めのし過ぎか吐き気が…。吐き気が続くと今度は腸閉塞かもしれないと、絶食延長になってしまった💦あ〜この5日間くらいが辛かったなぁ。やっと口から食べたのは流動食。見た時はこんなの食べれないよ〜と思ったけど、ちゃんと味がして案外いけた。食べれる幸せ!

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痛み止めを飲みながらも、食事は流動食から三分粥、五分粥、全粥そして普通食と1日ずつ進んだ。三分粥くらいまで点滴が続いたので、とにかくトイレに忙しかった。痛いのに行かなくちゃならない。夜中も。そして眠ろうとすると腸が動き出し、切った傷というよりお腹の中の傷が痛み出す。ほぼほぼ眠れなかった。7日目に傷より下だけシャワー、髪の毛は洗ってくださった。スッキリ!まだ自分の傷が怖くて見れない。ホチキスをバチバチ外してその後ケロイド防止にテープを貼った。数ヶ月貼り続ける。お風呂に入ったら自分で貼り直すけど傷が見えるからドキドキする。でもこれ真夏でなくて良かったわ、こんなにテープ貼ってたら真夏なら絶対かぶれる。リンパ節をとったから下半身が浮腫みやすい。なのでリンパマッサージの指導も受けた。脚の怪我や虫刺されなどにも気をつけた方がいいらしい。これまでとは違う自分の体なんだなぁと思った。そうこうして15日間あとはリンパなどに転移がないかの結果待ち。

 

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